インド行ったらこれ。緑色の大麻のお団子、バングまたはバーング
バング、ボラのお話
インドの大麻文化を象徴するような、バング。
インドに行ったことがある方なら、人気のバラナシ辺りで、聖なるガンガーに恐る恐る漬かって、道端で緑色のバングラッシーを試してみた、なんて方もいるかもしれません。
経口摂取の場合、THCは後からじわじわ効いてきます。
最初はなにも感じません。 ゴクゴク飲んだら消化する頃に効いてきて、身体が内側から熱くなり、グルグルする頭で、川辺りから夕方のセレモニー、プジャをぼーっとしながら見て、なんて経験したことある方もいるかも?
そんなにいないか。
バングってなんなの?
バングって結局なんなのか、よく聞かれるのでさらっと説明すると。
大麻の、主にオスの葉っぱや茎をすりつぶして、団子状にしたものです。
スパイスなんかを入れることもあります。
甘みを足したり、ラッシーに混ぜたり、そのへんはお好みです。
草をすり潰したものなんで、基本青臭いんです。
だから色々混ぜものをすると、摂りやすいですね。
たぶん色々調べれば、いろんなdefinitionが出てくるし、どんなスパイスを入れるか、様々なことを言う人がいると思いますが、そこは広ーいインドなので定義はまちまち。
私はインドのプシュカルの、バラモン(一番高いカースト、司祭階級)のインド人宅で、実際に目の前で石のまな板と麺棒ですり潰して作られたバングをいただいています。
毎日、いろんなレシピのバングが振る舞われましたが、薔薇と砂糖で作られたジャム「グルカンド」とのコンビネーションは美味しかったと記憶しています。
アーユルヴェーダの薬
バングは、もともとは漢方の元となったともいわれる、インドの伝統医療アーユルヴェーダの薬でもあり、紀元前1000年からインドで飲まれているものです。
WHO(世界保健機関)も認める医学アーユルヴェーダの、古典文献にもきちんと載っているそうで。
ま、ヘンプラバーなら当然、って感じですね。
ちなみに先程の、薔薇のジャム「グルカンド」もインドではアーユルヴェーダの薬のひとつ。
ヨーグルトに入れたり、パンにつけると美味しいです。
日本でも、外国産のものが買えるようです。
普通に街角で売ってます
インドでキャンディのように小分けにして売られている、一個2ルピー(今のレートで約3円)のバングには、ちゃんと「Ayurvedic medicine」と書かれています。
効能は、食欲増進、消化を助ける、元気になる、リラックス、気分転換など。
鎮痛剤の働きもあるし、不眠症にも良く、痙攣を抑えて、利尿作用があり、媚薬としても効果があるとされています。
こちらの記事を訳しました。
このバング、さっきの2ルピーのでも初めてならすんごい飛びます。
ちなみにハシシのように丸めて吸ってみたこともありますが、結構効きました。
オイルやクリームを取ったり、バッズなど高級品ができるのは、すべて雌なんですね。
オスはまあ言ってみれば雑草同然なので、とても安いんですよね。
バングはヒンディ語でボーラとも言います。
こんなのです。ヒンディ語オンリー。
Bhola bhang unboxing and review in hindi ( Just Fun ) || Panku Funku ||
これがそこらへんの道端にある、タバコ屋さんでタバコや噛みタバコなんかと一緒に売られているわけです。
ヘンプのおすすめグッズ
日本でも、大麻の茎と種は法律に反することなく所持できます。
種を粉末にしたパウダーは、畑のお肉と言われる大豆よりもタンパク質豊富だし、オイルも食べて良し、お肌につけても良しな、スーパーフード。
インド同様に日本にも本来あった大麻の文化、途切れさせてはいけないです。
なんたって神事にも使われてきて、「おふだ」は本来「大麻」と書きましたから。
日本人はもともと、大麻にスピリチュアルな意味を見出していたのです。
そして、政府は公式にはまだ認めてはいないものの、現代にまでこの文化を伝承させているインドは改めて素晴らしい!
アメリカやカナダ、ヨーロッパなどの先進国に続き、インドでの合法化は日本よりは遠くないとは思いますけどね。
日本でこそ、ヘンプを楽しむ
海外では医療大麻が盛んに研究され、合法化されているのは知っているけど、それでも、、、
日本でも安心して使える麻の種からできている、この辺がオススメです。
必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6を絶妙なバランスで含み、免疫力を高めてくれます。
菜食主義の味方、ヨガの先生オススメのヘンプパウダー
数年前、海外にある私の家にベジタリアンのヨガの先生をお泊めしたときに、彼女が帰国前フライトのために荷物を減らしたいから、と置いていったのがこちらと出会ったきっかけ。
ベジタリアンはお肉を食べないので、タンパク質が豊富なヘンプパウダーで補います。
海外旅行中は、ベジタリアンやビーガンだと慣れない土地で、外食で食べられるものが見つけられなかったりするんです。
自分で料理しようにも、キッチンがないですし、こういう物を持ち歩いていると安心なんですね。
必須アミノ酸の9種類がすべて含まれていて、胡麻やアーモンドよりも鉄・銅・亜鉛・マグネシウムが豊富。
食物繊維もたっぷりなので、お通じが良くなりますよ。