「駆け出しの俺にジョブくれたハスラー 切れる頭優しさ憧れた」
DO MY THING/NORIKIYO
私の、日本語ラップお気に入りの中で常に上位のこの曲。
もう10年以上前、2007年リリースですが、絶対に聞くべき日本語ラップのクラシックです。
NORIKIYOのファーストアルバム「EXIT」
NORIKIYOがハスリングや偽造カードでシノギを削っていた頃。
執行猶予中に揉め事でビルの4階から飛び降り、足と背骨を折って、入院。
一生車椅子になる、と医師に言われ、もう走って逃げられないので売人は無理だとラップ一本でやっていく決意をした頃に作ったアルバムと言われています。
SEEDAも歌っていますが、自分自身の元手がない、ヤクザの小間使も大変です。
日本にいたときの彼氏はラッパーでした
HIPHOP=ハスリングは切っても切れない世界。
日本にいた時に長く付き合っていた彼氏がラッパーだったんですよね。
おかげで、なかなか普通に生活しているだけでは知り得ない、いろいろな人の人生とすれ違うことに。
売人=ハスラー、プッシャー、スマグラーと呼ばれる人たちが、一体どういった人たちなのかを書いてみたいと思います。
シリーズ化するかわかりませんが、とりあえずその1にしてみました笑
キー様かっこいい♡
ロシアのポッシュ息子
売人ファイルその1は、日本に住んでいたロシアのボンボン!
彼が何者かと言うと、、、
日本でロシア人の両親より生まれたposhな一人息子、お坊ちゃん某インターナショナルスクールで育った、トライリンガル。
日本語、英語、ロシア語は読み書きも含めて完璧。
海外生まれでも、帰国子女であっても語学はやはり勉強しなければうまくなりませんよね!それにどれかひとつの言語が突出していると、他を忘れていったり、手落ちになるというのはよくあること。
その点、彼の場合はどれも完璧という珍しいタイプでした。頭良いんでしょうね。
売人だって、言ってみればビジネス。賢く立ち回れなければ難しいです。
売人って世間的にアウトローでダメ人間なイメージがありますが
基本スペック高め、もしく高すぎて社会に馴染めない人たちだと私は認識しています。
お金持ちのご両親
お父様は日本で会社を経営していて、一代で成功。
品川や横浜に一軒家を持っている相当なお金持ちでした。
本人は、二十歳頃にはあらゆるドラッグのストックが常にある状態で、インターナショナルスクールの仲間と六本木あたりで遊んでいたらしいです。
お仕事について
こんな恵まれた家庭環境で、かつ本人の素質もあったのでしょう、留学したアメリカの大学を卒業後は、某大手商社に入社。
でも会社勤めは続かずに一年で退職。
売人として財を成し、日本でマンションを買ったりしたそうです。
「日本には、君が思っている以上に大麻を吸っている人達がいるんだよ」
という発言が忘れられませんね~
ちなみにお野菜(=大麻)をデリバリーするときは、ゲン担ぎでスーツ姿でアタッシュケースにキロ単位を詰めて移動していたそうです。
20世紀少年みたいな世界!
売人の人生その後
その後、ーここには書けないろいろがあってー お父様や自分自身の資産を売り
一家でロシアに戻り年老いた両親と共に暮らしています。
私のラッパーの元彼氏とつながりがあったので、何度か名前を聞いており存在は知っていました。
その後何年も経て、奇遇なことに日本の外で初めて遭遇し、上記のような話を聞くに至りました。
東京の大麻の値段は世界一
ウィードインデックスに掲載された、2018年の世界の大麻の値段ランキング。
堂々一位の東京は、1グラムあたり32.66ドルで、約3500円ほど。
一方で、一番安いのがエクアドル、カイロで1グラム1.34ドル=約146円。
ウィードの品質やもろもろの条件を抜きにして、同じ品物がこれだけの高値で売れる場所というのは世界で東京だけ、ということになるんですね。
とすると、当然日本で売買すると犯罪になるということはここでは置いておいて、普通にビジネスの頭で考えて十分にポテンシャルがあるんですな。
まとめ
人の人生って面白い。
ちなみに反社会的勢力には絶対NO、さらに日本での大麻の使用はオススメしません!